最終更新2001年6月18日
マジックの種明しに関する緊急アンケート集計結果の続きです。
皆様の御意見をランダムに掲載させて頂きます。
☆1:テレビでの種明かし全般は許されないと思うか?
●A: 手品根底から考えて、種を無暗に公開してはならない。これは奇術家同士でも言えることなのに、何も知らない一般視聴者に種を教えて良い訳が無い。
●A:やはり基本的にネタバラシはやってはいけないと思います。タネがわからないからこそ手品は面白いのであって、ネタバレしたらその瞬間に面白さは半減します。
●B:マジック王国のようなものはいいかな?不思議でテクニックがいらないし・・
●B:とちらかと言うと許されない、しかしやはり場合によると思います。例えば、個人的にはマジック王国は可で、マスクドマジシャンは不可 だと思っています。
●B:マジック教室といったもので、その時間内で誰でもできるものを、きちんと教えるのであれば良いと思います。もちろん演目については吟味が必要ですが。
●B:テレビで無条件に種を明かす事は単にマジック自体を楽しもうという人の事を考えていないと思われるので賛同しかねる。ただ、本当にマジックを一から始めたいひとのために色々な状況に対する対処法・ミスディレクションなどを教えつつ、適切なマジックを選んで種明かしをするのならばそれはマジックの普及に つながると考えられるので許されると思う。そのような番組なら可。
●B:制作者側がマジックの素晴らしさを理解し、「なーんだ」という反応を引き出さないネタ選びと推理小説の解説で「ここからはトリックに言及するので読みたくない方は・・・」という注意書きと同様の配慮をしている場合はその内容次第で許される場合があると思います。
●B:オリジナルで演出構成された種明かしマジックはそれ自体が芸能だと思います。例えばペン&テーラーの体がバラバラにいろいろなところから出現する演目は大好きです
●C:教育テレビのナポレオンズのマジック講座など、ハウツー的な番組はあってもよい。但し、視聴率1%でも、100万人の人が1度に種を知るわけで、それを念頭に置いて出演する人はネタの選択をしなければならない。これらの番組を見る人は、興味があってチャンネルを回すのだと思う。7、8時台の番組で視聴率を取るために種明かしをするようなのは許せない。
●C:コンセプトによって許される。これはCですか?
●C:種明かしとレクチャーの境が難しいが、興味を持ってもらえるのならナポレオンズがやっているマジック王国のコーナー程度なら容認できる。
●C:種明かしすることによって、さらに面白く楽しめるものであれば良いと思います。先日、テレビでペン&テラーというマジシャンがテレビでイリュージョンのネタ明かしをやっていたのを見ましたが、そのイリュージョンのネタ明かしの時のマジシャンの動きや苦労がみえて、すごく面白く笑えました。また、種明かしに入るかどうかわかりませんが、ペーパーボール・オーバー・ザ・ヘッドというマジックも見ていて面白く楽しいマジックだと思います。基本的にマジックの現象に対して、見ていて少しでも不思議に感じるようなマジックの種明かしは良くないと思います。
●D:もちろん、新しいものはダメですが、古いもの、たとえて言うなら知的財産(特許・実用新案・著作権など)の権利が喪失したものとか、一発でタネが バレるものだとか、そういうマジックなら僕はかまわないと思います。タネ明かしをすることで、マジックに興味を持つ人も出てくると思いますし。
☆2:テレビでの種明かしMasked Magicianの番組は許されないと思うか?
●A:何より高視聴率を取った場合(おそらく取るでしょう)に第2段、3段と継続するのがTVであり、当然真似するのが他局であるから許されないと思います。全米で放映されたのを見る限りマジックを誤解させる内容になるのが明らかだから。和製マスクトマジシャンなんかが登場する懸念もあります。
●A:ところで、日本の奇術界は、種明かししたマジシャンを奇術界から追放する力が無い。せいぜい、奇術協会員を除名する程度。
●A:単なる覗き見根性以外の何物でもないような番組が許されるはずがない。食品番組では店の隠し味を映さないような配慮ができているのに、なぜマジックではできないのか。
●A:あれは完全にダメです。あれではこの先イリュージョンを見る人の面白さを完全に奪っています。
●A:Masked Magicianの種明かしは、明らかにレクチャーとは違う暴露を目的にした物のように思える。
●A:通販であんなチンケなビデオに対し一万円以上払っても見たいと言うのであれば、(レクチャービデオ感覚で)一般人が買ってもまだ、ましだとは思うが、(だからと言って私があのビデオに対し賛成していると言う訳ではない。)テレビと言う無料の場でそれを公開するのは、絶対に許されない。
●A:タネだけを知らしめるために固執した演出から嫌いです。とても下品で見ていられませんでした。大手の放送局が優秀な演出家の尻を叩いてビデオ販売収益を考えているとしたら、メディアの名折れです
●A:まだ、番組を見ていないので、何とも言えません。でも、今までの話からすると単なるネタの暴露のようなので、もし、そうなら許されないと思います。
●B:他人のネタで飯を食うのは良くないし、先人に失礼だと思う。
●C:彼のタネ明かしの方法は良くないとは思いますが、彼の存在で逆にマジックに興味を持ち始めた人もいると思うので、イーブンとします。
●C:別に困らないが、そのような仕事が来たら受けない。でも、彼なりの主張はあるのだろうな、と思う。これは何にしたら良いですか?
●C:内容次第
☆3:テレビでの種明かしMr.マリックの”オフレコ”等、一般商品の種明かしは許されないと思うか?
●A:これは絶対に許されない行為です。秘密料が含まれてますと銘打って高い値段をつけるのであればなおさらです!
●A:書籍に発表されているのはよくて、一般商品はいけないというのはおかしな話。その境はどこにあるのか?
●A:一般商品は販売しているものがいる以上、その販売者・製造元の了承無しに種明かしをするのは基本的に認められるものではない。
●A:Mr.マリックの場合Masked Magicianと違ってある一定以上はばらさないようにしていますが、マジックというのはタネが全くわからないから面白いのだから、クラシックパームを見せるなど言語道断です。
●A:メーカーは訴訟を起こすべきです
●A:少し前迄はMr.マリックを尊敬していたが、種明かしをしているテレビを見て、愕然とした。まだ自分のもちネタを披露するのであれば、まだカワイゲがあるが、何でオーディナリーパームの解説をする?何故コインアッセンブリーを、何故売りネタを・・・?マリックも人の子。お金に目が眩んでプライドを売ったとしか思えない。
●A:もし、僕自身が放映される以前にその商品を購入していたなら、放映された時は、すごくガックリしてしまいます。少なくとも一般の人の前ではしばらくはそのマジックは演じないと思います。仮にそのマジックを演じたとしても、それほど観客を楽しませる自信はありません。
●A:買った人に失礼だと思います。
●B:これもコンセプトによります。「等」と書いてありますので一般論ですね。ただし、私はこの番組を見ておりません。
●B:Masked Magician程ではないが同じ理由
●E:これによってマジックに興味を持ち始める人もいると思うので。もちろん考案者の許可を取った上or時効を待った上での話ですが。
●E:ねたばらしと言うよりパーティ系手品のレクチャーに過ぎない。
☆4:テレビでの種明かし緒川集人さんの“天才てれびくん” サムタイの種明かしは許されないと思うか?
●A:サムタイのネタは素晴らしいし、1の回答にある条件でいえば「なーんだ」という反応ではないにせよ、何より小学生向けではない。そしてこれは観客参加型のマジックである事を考えれば題材の選び方という意味でもNGではないでしょうか。緒川氏は「局側と念入りに打ち合わせて決めた」と釈明していましたがどう考えても緒川氏の方にイニシアティブがあったとしか思えません。
●A:マッスルパス、ジャンボコインの出し消しなど、前々から、ウィザードインの種明かしのセレクト
は正直言って、首を捻る。子供でもできると判断したと言っているが、正直な話、種明かしできるネ
タが少なくてしかたなしに選んだのではないだろうか(4つ玉のできない人に、4つ玉の種明かしは
できないからね)?まさか、局側から、この手品を種明かししてくれなんていう要望があったはずは
ない。因みに、私はいままで小、中学生がサムタイを演じたのは見たことがない。高等技法を使うのは、ミリオンカードがあった程度。従って、あの番組を見て、サムタイを知らないような子供ができ
るようになるとは思えない。できる子がいるとしたら、それまでにかなりやりこんでいる子で、あえ
てあの番組を見なくても種を知っていたはず。かりにできるとしても、緒川君は何ヶ月練習すればで
きるようになるのか考えているのか。1ヶ月はかかると思うが、素人のそれも子供にそんな長い期間
練習する忍耐力は無い。みんなでNHK視聴料金を払わない運動をしよう(^_^;)。
●A:サムタイのような難しいマジックを教える前に教えるべきマジックは沢山あると思われる。「マジックの普及」のために教えているのならもう少し選択を考えるべき。しかも、サムタイを売りにしているマジシャンの存在を考えていない。
●A:サムタイはまずいでしょう、やはり。緒川さんのレパートリーに子供向けの手品はなかったのでしょうか?
●A:教えても出来ないものを教える必要はないと思います。
●A:私は番組を見ていないので、何とも言えないが理由は3と一緒。しかし何故サムタイを・・・?
●A:僕が初めてサムタイの演技を見たときは、ものすごく不思議でした。その時は、たまたまそのテレビを録画していたので、ビデオで何回も繰り返して見ましたが、何度見てもすごく不思議でした。それ以来、今でもその時の不思議だったという感覚は残っています。不思議なマジックは何度見ても楽しむことができると思いますが、一度ネタを知ってしまうと不思議さを味わえなくなってしまうと思います。
もしこの番組で、サムタイの演技を見る前に、種明かしを先にご覧になっていた方がおられれば、不思議さが味わえなかったことに対してなんだかすごく可哀想に思えてしまいます。
●A:番組を見ていないので、本当のことなのか分かりません、本当でしたら恐ろしいことです
●C:見ていないのでわからない
●C:見ていないので、なんとも云えません。
●C:ごめんなさい。この番組は見たことありません。何曜日何時からやってるのでしょうか?
●C:同番組を見ていないため、どの程度の物かは判断できないが、明らかに子供向け番組内と思われるので、質問1と同等と判断します。
●E:こちらは等と書いていないので番組特定ですね。
●E:これによってマジックに興味を持ち始める人もいると思うので。それと、彼のボス(?)柳田さんの意見に賛同するので。
☆5:テレビでの種明かしとして純粋な(所謂既存の作品のバリエーションでなく)自分のオリジナル作品を種明かしするとしたら許されないと思うか?
●A:これは当然許されないですね。TVは興味ない人にも情報を垂れ流しますから。
●A:主観的に見て「許せません」サーストンの三原則は「マジシャンのモラル」です。(ちがうかも・・)"自分で考えたから教えても良い"などというマジシャンはだめです。マジックは教えちゃだめなんです。とにかくだめです。(笑)
●A:どこからオリジナルなの?どんな手品でもどこかで繋がっているはず。又、種を明かされて感動するのは、創作をする手品師と、少数の手品をする人達だけなんじゃない?因みに、創作者だって、種を知って感動する手品は少ない。笑っていいともでマリックがやっていた、バーベットやパズル的なものならOKかも。つまり、その工夫や種の面白さがわりと簡単に一般人に伝わるということ。スローモーション4Aなんて、解説してもわけが判らないからね(^_^;)。
●B:そういう状態が全く想像できないのですが、例えば仮に鈴木徹氏が考案されたマジックを本人が種明かしするとして、それが「商品」になっていなければ、別にどっちでもないと思うのですが、それが商品化されている物であれば、購入者を侮辱している感じがありますので、許されないと思います。でも、最終的には著作者の自由ですね。
●B:この場合は微妙ですね。その商品のネタが他のマジックのネタと完全に違うのであれば構わないでしょう。自分(マジシャン)たちがその商品を使わなければよいことですから。しかし、他の商品と全く違うことはほぼあり得ないと思いますが。でも基本的にネタバラシはNGです。
●B:もし、そのオリジナルマジックが不思議であればあるほど、テレビでネタを明かしてほしくありません。なぜなら、僕自身は不思議なマジックはできるだけ長い間、不思議さを感じていたいです。別に一般の人から見てもたいして不思議とも思えないようなマジックなら別に良いと思いますが。
●B:くどくなりますが、タネだけを見せても面白くありません、オリジナルのマジックを種明かしするためではなくお客様を喜ばせるために演出されたものだけが、ちらっと見えて良いのです。マギー司郎さんのお客様の背中にジャンボカードが張り付いている演出はとても好きです
●B:やはりオリジナルなら許されるだろうが、それがヒントになり他のタネの軽視につながらないとも限らないので。
●C:そのオリジナル作品がどういう物かにより変わると思います。
●D:作者の意向にそってマジックは広まっていくべきと考えているので基本的には賛成。しかし、実際問題テレビで種明かしするほどのインパクトのある優れたマジックであればそのバリエーションなども相当数出ていると考えられ、不用意に種明かしをすると思いもよらないほどの被害が様々な人に出てくる可能性も考えると、完全に許されるとはいいがたい。
●D:純粋に全てがオリジナルなのであれば、それはありかな。但し大前提は全てがオリジナル。要するに既存の種はもちろん、既存のパームやらムーブすらも使わずに行っているもの。
●D:自分のネタならばいいのでは?そういうひとはいないと思いますが・・・。
●D:例えばカッパーフィールドが「Flying」のタネを公開するならば、あれは彼のオリジナル(だと思う)なのでそれを止める権利は我々には無いものと
考えます。 しかしその一方でマジックのタネを知らない(知りたくない)人々に対しては、現象が強烈なだけにタネとのギャップを知ることでフライングのみならずマジック全般についてのイメージダウンになりかねないので、強く反対したいところです。
●E:でも、今さらオリジナルってあるのでしょうか?分かりません。昔のネタがあってそれをオリジナルと称し焼き直してるだけだろうからやっぱイケナイ気もします。
●E:誰にも迷惑をかけてませんから、当然許されるべきものだと考えます。
●E:承諾があれば良い。
●E:いままでにない新しい原理であればかまわないと思いますが、それを創造した人は種明かしなどはしないでしょう。そういう意味では回答はAなのかもしれません。
☆6:ごく一般論的に一般人への種明かしは許されないと思うか?
●A:許されません。基本的にネタバラシは絶対にやってはいけないことです。
●A:一般人は己のネタの好奇心を満たしたいだけで「どうなんてんの?」って聞いてくるだけだから、学びたいならともかくそんな方達に明かさなくてもよい。
●A:もし本当にその人がその手品を習得したいと思っていて、ここまでは出来たけれども、この後がどうしても分からない。だから、ヒントをくれ。と、いったとしたら教えても何の差し支えも無いと思う。(けどこの人は既に一般人ではないか?)が、ウソーどうしてそうなるの?教えて教えて。と軽く言われて、実はここでこうなってるんだよー!!何て言う馬鹿者が居たとしたら、その人はマジシャンを辞めるべきです!種は教える為のものではないのですから。
●B:しなくても充分楽しめるので、必要ないと思いますが、すこしの解説で相手に興味をもたせ、やってみようと思わせることも可能だと思います。
●B:相手にもよりますが興味本位か否かは見れば分かると思います。
●B:マジックを演じたいと思っている人以外に対して種明かしをしてはいけないと思います。
●B:たとえ舞台でも上記と同じです。
●B:種明かしをしないとマジックが広まらないという事も真理です。相手に用具を与えて、マジックのマナーから、そのマジックが完全にできるまで教えるのなら良いと思います。もちろん演目については、吟味が必要ですが。
●C:種明かしをする内容次第。
●C:種を知るとマジックの楽しみが薄れる事を知りつつも、種を知ってマジックを見せてみたいマジックを始めてみたい、と言うような人に種明かしをしない必要性は無い。興味本位で種だけ知りたいと思うような人には種明かしをする必要性は無い。知りたいものの心構えに応じて種明かしはされるべきである。ただ、受け手を選ばず無条件に垂れ流すような現在のようなマジックの種明かしは許されない思う。
●C:テレビでの放送以外なら、一般の方にマジックに興味を持ってもらうのには多少の種明かしは悪くないと思います。ただ、ネタを知りたいと思わない人にまで教えてしまうようでは良くないと思います。
●C:これもコンセプトによります。興味本位のものは反対ですが啓蒙につながるなら賛成です。・・・Cですか?
●C:マジックは不思議に感じてもらわなければ意味が無い芸で、種を知りたくなるのは当然です。その知りたいの根本が暴露の期待か、マジックを演じる側への入り口かによって判断が変わってくると思う。
●D:テレビ以外の場だとして、1度に種明かししてもたいした数じゃないから、まあいいんじゃないかな?アマの場合、見せる客はわりと限られるわけで、種を明かせば、次ぎにその人に見せる時に見せにくくなるだけだと思う。
●E:僕がマジックに興味を持ったきっかけは、どういうふうにしたらマジックはできるのか?という、「タネ」に興味を持ったからです。そしてその仕組みや原理を知ることで、驚き、感動し、僕はマジックのファンになったんです。もし種明かしがされなかったら、僕はマジックには興味を持たなかったでしょう。
どんな名マジシャンだって、最初は一般人だったんです。一般人がマジックを覚える道を、マジシャンが「自分が将来困るから」と手前勝手な理由で通行止めにしたならば、将来マジシャンはこの世からいなくなるでしょう。マジックの普及を考えるならば、種明かしは当然許されるべきです。
☆7:何か御意見がありましたら御聞かせください。
●集計作業などでお手伝いができることありましたら、喜んで協力させていただきます。よろしくおねがいいたします。
●私は、種明かしは、
1)その人が真剣にマジックを覚えて人前で披露したいと考えていて、さらにはそのネタを他人にばらしたりしないと確信できる場合
2)サカートリックの場合以外はすべて行うべきではないと考えていますし、自分でもそうしています。
テレビでの種明かしなど論外ですし、どのような理由であっても(レクチャーであっても)行うべきではないと思います。
種を知ってしまったために、その人はもうそのマジックを一生楽しむことができなくなります。
テレビでのレクチャーは、相手がマジックを覚えたがっているといえるかもしれませんが、その相手を確認することができません。第三者にばらさないとの確信も得られません。また、わからない部分のフォローなどもできません。従って、たとえレクチャーであっても、テレビでの種明かしは認めません。
ただし、子供がマジックに関心を持つため、数理パズルや身近なものを使ったマジックで広く知られているもの、実演可能なものについては、認めてもいいかと思います。あくまでも「入門編」であり、もちろんサムタイは入りません。マジック王国で紹介されているのはいいのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、その人がそのマジックを演じるために種を知る場合を除き、種明かしは絶対に行ってはいけないと思います。
●はじめまして。毎日今回の論議を読ませてもらってます。
種明かしは絶対「ダメ」であると思います。 特に興味もないのにただテレビをつけてたら見れるような条件下での種明かしはもってのほか。もしWOWOWのような放送で有料チャンネルとして、興味のある方・マジックに関して真剣に考えている方々に対しては講座を受けられない、自宅で講習を受けたい、情報が得られない等の理由で公開してもいいかなあって思います。
ただ種を知りたい、偶然見てしまった等の理由では決して見て欲しくないです。っていうかマジシャンとしてやって欲しくないです。日本人はマジックをするとどうしても「教えて〜」って言ってきます。日本のエンターテイメントとしてのマジックが成長しないのも、この意識が強いからだと
思います。この意識を利用した番組、その番組に利用され(利用して?)商売をする方々は何を考えているのでしょう?前々からWIZに対して疑問を持っていたところでの問題だったのでさらに疑問・不信感が増したような気がします。
●おっしゃる通り、ケースバイケースで微妙な線もありますが、
私の見解としては、こういう答えになります。私のほうは、すでに「テレビでの種明かしはNG」と公言しておりますので内容は公開していただいて結構です。
●「マジックとは不思議さを楽しむ芸能であり、そこがジャグリングや歌、踊りと決定的に違う要因です。種を知っていても面白いというのは推理小説の犯人を知っていても読んで楽しめる小説マニアと同じで、一般的な論理とはどうしても思えない。マニアにばかり見せているとこういう考えを抱きがちになるのかもしれないが、日本人でもアメリカ人でも一般の人は、良いマジックで不思議さを堪能できれば、種のことは知りたがらないと思う。」
公表しても構いませんし、匿名にする必要もありません。
●種明かしに関して自分なりの考えはあったのですが、私のようなマジック歴の浅いものがMLやオンラインの掲示板に発言するはどうかと思い、躊躇しておりました。今回、アンケートの回答という形でそれを述べさせていただきます。
・マジックに対して何らかのアプローチをした人以外に、種明かししてはいけない。よって、安易にチャンネルを合わせただけで見れてしまう、TVでの種明かしもいけない。
・もし子供番組で、マジックに興味を持ってもらう為に種明かしをするなら「科学マジック」が最適である。子供同士でマジックを見せ合ったときに、自分から種を明かしたり、無理に種あばかれたりするかと思うが、科学マジックであればそれ自体が不思議であるので、種明かししても不思議さが損なわれない。
・さらにマジックを勉強したい人の為に、どうすれば良いかを伝える。(本やマジック教室を紹介する)
●マジックの普及、底辺の拡大という意味での種明かしは確かにその意味合いは若干あると思います。私自身、友人の売りネタマジックに驚き本物のマジック道具とはかくも優れているのだと感動したのがきっかけだったからです。マジックを見たこと以上に種明かしに感動したからこの世界にのめり込んだ人も多いでしょう。推理小説を読んで「文体に感心した」人より「トリックに感心した」人の方が圧倒的でしょうから。だからといって古今東西の推理小説のネタだけをTVで紹介すればどうでしょう。マジックの種明かしとは比較にならない騒動になるでしょう。それは局側にも推理小説ファンが多く大衆娯楽として推理小説が根付いているからだと思います。
もしマジックがもっとエンターテイメントとしてのステイタスが上がり、根付けば見てもいないマジックのタネ明かしなどとんでもない!ということに自然となるんじゃないでしょうか?USJのオープン、連休の増加で日本人の意識もかわってくるでしょうが、それと共に良いマジックが増え
良いマジシャンが増える事を切に願ってやみません。
でも本当に難しい問題ですね。若干マジシャンのエゴも入っちゃうし。
●「マジックって種を知っちゃうとつまらない」…家族、親戚、友人から何度か聞きました。テレビでも、書籍でも、インターネットでも、無意味な種明かしは善くないと思います。
●
手品関連商品は高く、自分としてはできるだけ安くすませたい。だから、タダでレクチャーを受けられるTV放送は歓迎。マリック氏
の番組はタネの暴露だが、手品を覚えられることには変わりない。足りない演出などは自分で考えればよいこと。ただ、多くの人がタネを知ってしまうと演じることが難しくなるので、深夜にひっそり放送してくれると良い。
この場合の手品が高いとは単に値段だけを自分の自由になるお金と比較して出した結論。手品の価値に対する適正価格などは考慮していない。
●ご苦労さまです。
最後の設問には、回答が難しいと思います。簡単なもののタネ明かしをして「ほら、こうやってごらん?ね?できたでしょ?」なんてのもいけないなんて言わない。どこまでがよくて、どこからがいけない、というのは本当に難しい問題です。これまで良識にまかせてきたのが、世の中、自分さえよければどこで何をやってもよいという人が多くなってきたため、こういう問題が出てきたのでしょう。でも、奇術界でこうしたタネ明かし反対論が多いのは、健全な人が多いということで、嬉しくなります。
●1.「種明かし」と奇術「啓蒙」について
奇術における「タネ」は、演じる側の1つの情報に過ぎず、奇術の番組は「種明かしゼロ」でも十分構成できる。1部のマジシャンに「種明かし」が観客やその他一般の人への啓蒙に繋がるような意見があるが、全くの見当違いか、種明かし容認の奇弁にしか聞こえない。なぜ「啓蒙」を語る上でやっていることといえば種明かしだけなのか?と強く感じるからである。
演じるだけが奇術ではないだろう。奇術にだって歴史もあれば色々な楽しみ方があるはずである。単に演じる側の情報を、たとえ素晴らしいレクチャーであるにせよ、TVで放送しても奇術の楽しみ方を伝えていくことにはならない。奇術啓蒙にあえて「種明かし」を選ぶ必要性が全く理解できない。
2.時代遅れの奇術論
「時代遅れの奇術のタネを明らかにすることが奇術発展に繋がる」ような発言をMasked
Magician
をはじめとする「種明かし屋」から出ているようであるが、これも見当違いも甚だしい。ターベルコースにもあるように、奇術にはオリジナルなど無く、多くが古い奇術のリサイクルで成り立っている。また、「時代遅れ」の定義だって完全に不明である。3000年も前の奇術だって、いまだに最高峰のものが存在するではないか。
3.奇術の特異性
奇術がその他一般の芸ごとと違うところといえば、その構成に「タネ」が必要不可欠であり、「タネ」を隠さないと成立しない点である。これが奇術の特異性であり、TV上でレクチャーを難しくしている要因である。ダンスや音楽ならいくらでも解説できる。この特異性はどうすることもできないわけで、奇術がこういうものである限りTV上で奇術をレクチャーするべきでないことは明らかだ。このような奇術の性質を鑑み、むりからTVというメディアにレクチャーを押し込むのではなく、最も適切なメディアを選ぶことが大切ではなかろうか。それに、レクチャーはできなくても、見る楽しさならいくらでもTVで伝えることができるであろう。
●おいしい料理屋、例えばラーメン屋には行列ができる。その店のマスターに秘伝のたれの作り方をきいても絶対に教えてくれないでしょう。その店でアルバイトをした人が、全てを吸収していないにも関わらず、全てを吸収したと自分で勝手に勘違いし、自分の店舗を造るのではなくオリジナルの店の味の秘密を全国ネットで流したらどうでしょう?他の人は喜ぶかも知れない。ラーメンの普及という点では喜ぶべきこと?とんでもない。完璧なオリジナルの味には遠く及ばない「エセ」ラーメンを全国に広めて、そのオリジナルの微妙な味わいを汚して「本物の味はこの程度か?」とオリジナルを味わったことのないひとに偽物の味を広めていることになるでしょう。
ようするに、オリジナルのマジシャンの考えた手順や言い回しはいくら完璧にコピーしたつもりでもコピーしきれない。したがってそんな偽物を世間に公表するということは、金もうけ以外の何者でもなくてオリジナルの地位を地面に引きずり落とす行為にならないでしょうか?
●なにかと御手数様です。各自各所でアクションがとられ、それぞれの成果を結集させたいものですネ。アンケートの答え方は、立場によって変わってくるようにも思います。自分自身、演ずる側でありながら、初心者としてマジック知りたい側面もあります。
また観る側、(TVなどの)場合によっては見せつけられる側としてなど、によって意見や感想が違ってきます。このあたりの調整・含みも考慮に入れることも大事になると思います。初期のこの段階でのこのアンケート内容などを叩き台に、さらに広い集計が必要かと思います。
なにか協力できることがあれば、ご提示下さい。
●私の個人的主観では「できるだけ種明かしはしないで欲しい」です。が、客観的に見て「種明かしがなぜいけないのか」と言う部分が全く不明確なので全体的には"D"となります。法や規制など明確な制約が無いものに関しては断定的に「ダメ」とはいえません。
「モラルの問題」であるというような論点から見ても、「モラル」とは一般的な多くの人の意見であると思われます。普通、手品を見せると『なんでぇー』『どうやるのー』又は『どうなってるのー』などということになり、仮に『教えてぇー』とはならないまでも"知りたい気持ち"は当然出てきます。みんな(多くの人)は"知りたいと思う"と、思います。
ここで、法的な規制(違法性)でもあれば『教えたら罰せられる』のでしょうが、それが無いのであれば、『教えるのは自由』です。このあたりをなんとかしたいものです・・・・が。
推理小説などに例える方が「ラストを先に言ってはいけない」と言った事を言うようですが(当然それはわかりますが)、古典落語などはどうでしょう?
・・・いくつも知っているわけでは有りませんが
とても有名な落語などは多くの人が"落ち"を知っているのにもかかわらず、それでも何度も寄席に通ったりしています。
「テレビ-水戸光門」も、ほとんどラストはわかっているのに超がつくほどのロングラン?です。きっと、継続して行くだけの視聴率があるのでしょう。
・・・・・いろいろ考えさせられます。
(本音・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・緒川集人もマリックもマスクドマジシャンもナポレオンズもだめ!!マジシャンは手品を演じる人であって、教える人ではありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
●種明かしされても平気だよといパルト小石さんの台詞にはいただけない。世の中にはネタはいくらでもあるし、ネタをどんどんと明かしても、もともと優れたマジシャンであれば、不思議に演じることは可能だと思う。私でも、一般観客にその種知ってると突っ込まれても、かわす自身はある。問題
はそんなことではなくて、種明かし番組が放送されることで、手品を芸術の域(今でもその域には無いが)から下げることになり、観客の見る目が、種を詮索する対照にしかならなくなってしまう思う(今でも日本人はそれに近いが...)。
結局、種明かしする手品師って、種を明かさなければ、番組に出させてもらえない、又は出させてもらえなくなった人達なんじゃない?自分が明かさなくても誰かがやるだろうという考えがいけない。要するに、金が欲しかったんでしょ?
●私の考えは、”全然問題ない!”という考えです。色々な考え方と、私の考えを順番に書きます。
☆種明かしを見たくない人が、見ることによりマジックを楽しめなくなる。
○TVなんですから、消せば良いんです。チャンネルを変えれば良いんです。人間どうしても見たくなってしまう気持ちも解りますが、TVで映画などを最後まで見て、つまらなかったからと言って抗議するような感じです。私の周りの人は、みんな楽しんでTVを見ているようです。見たくない人より、見たい人の方が多いのでは?
☆初心者(小学生等)に教えるマジックではない。
○興味を持って練習する人が、少しでもいれば良いんでは無いでしょうか。マジックをもっともっと普及させましょう。
☆プロのマジシャンの仕事に関わるネタばらしはまずい。
○プロのマジシャンが、プロのマジシャンのネタをばらしているのだから、アマチュアの人がとやかく言う問題ではありません。プロ同士で話し合い解決する問題です。しかも、プロならどんどんネタや、やり方を考えテクニックを磨けば良いんです。それが仕事です。チャイナリングなんてタネが解ってても不思議です。
マジック関係の方々は、皆さん閉鎖的だとよく言われますが、その通りだと思います。自分たちだけの世界に閉じこもっている気がします。自分たちがバラされては困るだけでは無いでしょうか・・・。だから色々な理由を付けて、抗議しているのでは無いでしょうか・・・。確かにマジシャンにとってネタは命です。しかし皆さんは、1度も種明かしをしたことが無いのでしょうか?誰もが1度は、絶対にしたことがあるはずです。自分はするのに、何で他人は攻めるんでしょうか。
攻める権利のある人がいるととすれば、親にも、兄弟にも、親しい友人にも、妻にも、1度もタネを開かしたことが無い人だけだと思います。TVとは人数こそ違いますが、やっていることは同じ事です。
一番始めにお話しした様に、これはあくまでも私個人の考え方であり、討論する気はありません。皆さんとは仲良く、楽しくやっていきたいと思っていますから♪
●基本的にテレビでの種明かしは、マジック教室といったものを除けば反対です。テレビは好むと好まざるにかかわらず、一方的に情報を送ってきます。マジックの種など見たくないと思っている人にも送ってきてしまいます。種明かしを入れなくても、良い番組はいくらでも作れると思います。
●「許す」「許さない」だけの問題ではなく、もっと根深い部分に関わる問題ですよね…。僕自身はある程度仕方の無い事だと思っております。「あなたにも出来る」的な種明かしと、「裏側はこうなっていた」的な種明かしではまた少し違ったものになってくると思いますし…。
でも、演じ手を軽んずる様な番組構成にはして欲しくないと思います…。ノリの軽い番組にはそういうものも多い様な気がするので…。種明かしに対する好奇心は仕方無いとしても、それと演技者を小馬鹿にするのは直接関係無いと思うのです。「オフレコ」の2回目(確か…)がそれに近い構成だった様な気がします。
プロの方が出演される種明かし番組も同じだと思います。TV局の人のみで制作されるよりはまだマシな部分はあるのではないでしょうか?同業者の持ちネタ等に気をつける事は必要かとは思いますが…。NHKの「課外授業 ようこそ先輩」はかなり理想的な種明かし番組だと思いました。
最後になりましたが、一般の人への種明かしについてです。マジックが一種のコミュニケーションツールである以上、頑強に拒んで人間関係を損なう事になったら本末転倒ですよね…、と僕は思うのです。ある程度人を選ぶ(演じている内に何となく分かりますよね…?)必要はあると思いますが、「絶対ダメ」
ってのはちょっと……かなという気がします。
全体的に見て、僕自身種明かしについてはあまり深刻に考えてはないみたいですね…。…お恥ずかしい限りですが…、結構適当です。ただ、何でもかんでも種明かししまくってもいいと思っている訳ではないです。許容範囲は人より多少広いかもしれませんが…。僕も自分ではあまり種明かしはしない方です。「自分では種明かししないけど他人が種明かししてもいいかな…」という意見としてとって頂ければ幸いです。
本当は「明かす」「明かさない」以前に、名人、達人レベルの「種が気にならない位の不思議」を目指せたらいいのかもしれませんよね…。
●先に一つ書かせてください(その方が私の言いたい事が少しでも伝わると思われます)。私がこのMMLに参加したのは1998年です。その頃はマジックを「始めていません」でした。その後、色々アドバイス・他を聞きたいと思っていたのですが、このMLはそうはいきませんでした。何故なら、閉ざされた空間であるにも関わらず、「タネ」「仕掛け」についての書き込みは禁止だったからです。
また、ML上に流れている内容のほとんどは意味不明でした。。。それから、しばらく独学で学んでいるうちに、大体話しについていけるようになったのですが、それでも例えば、ある技法についての突っ込んだ話はご法度のようで、例えば(仮にです)、・ダブルリフトのコツを聞こうとした場合も、肝心の「タネ(?)」の部分については触れようとしないと思います。(ある程度、知識の身についた今の自分にとっては不要ではありますが・・)(後述しますが、今は上記を「肯定」しています。否定ではありません)
それをふまえて、、、私の実体験と、その後の考察を踏まえて意見を述べさせて頂きますと、、、
例えば、5円玉に矢の形をした木が通っている、というパズルがあります。(ご存知でしょうか? 物理的に入りそうも無い木が通っているやつです)
私は「残念」ながら、この仕組みをしっております。何故、残念かと言うと、知りたくて知った訳ではないからです。多分、同じ原理の物は今後一生感動しない事でしょう(私は25歳です)。
さて、それとは別に、パドルムーブを用いたマジックがあります。これは間違いなく「手品」ですが、この原理を知ってしまった人は「表にAがあります」「裏にもAがあります」という現象を見た時、どう思うのでしょうか・・・(後でサカートリックを使おうが、スイッチを使おうが、勝手ですが、、、その前段階の話、という意味です)きっと、「表」と「裏」は同じじゃない、と思うでしょうね。。。
今となっては、MML上であからさまに「タネ」「仕掛け」の内容が飛び交わない理由がわかるのです。ようするに、知らない方が良い事というのは、同じマジシャンの間でもあると思うのです。
簡単に私なりに解釈しますと、、、・自分が演じない不思議現象の仕組みは、知らないのが一番である。だと思います。
だから、ステージマジックの暴露は大反対です。私は知りたくもありません。何故なら、自分はそれをやりませんから・・・知った所で何にもならないのです。
ですから、MML上では「不特定多数」の人間がいますから、タネや仕掛けの具体的な内容は送信されるべきではない、と思うのです。
しかし、それらは「マジックの発展」とは別問題だと考えます。
私が素人に見せる物で、個人的に好きな物があります。
・手の平に表向きに10円玉を置いて、それを返すように反対の手に伏せる。そうすると、、、何故か10円玉は裏を向かずに、表を向いている
これは飲み屋でも結構盛り上がります。で、大体早い人で1分弱、遅い人でも5分以内には全員仕組みが分かります。これは「悪い事」なのでしょうか?私は断じてそうは思いません。
しかし、これは明らかに「手品」だと思います。
んで、その後大抵、時計のバンドに割り箸1本を仕込んでおいて、・割り箸が手を離しても落ちない手品(分かりますでしょうか???)をやります。
これは種明かしはしませんが、1/5くらいの人はもともとタネを知ってて、結果的にほぼ全員が知るハメになります・・・
しかし、ここからが重要。
彼(彼女)らの半数くらいは、後日別の場所でこの2つの手品を他の人に見せている、という事実です。そして、「結構盛り上がったよぉ」って言ってくれます。(中にはそうでない不器用な人もいますが・・・ははは・・・・)
ここで、今あげた手品は「マジシャンだけの秘密にすべき手品であるのか?」という問題です。私は興味ある人には差し支えの無い手品を教えてしまいます。まぁ、もちろん「知るだけではなく、必ず練習して誰かに見せる事!」を条件にしています。(タネだけ知りたい人には、適当に切り上げてしまいます)もし、彼らのうちの10人に一人でも手品の世界に入り込む事が出来るのなら、きっとそのうち手品の世界も発展していくと思うのです。また、10人のうち9人については、きっと自分で手品をやる事に興味をなくすと思いますが、手品を見る事に興味は無くさないと思います。
それ以前に問題なのは、「タネ」や「仕掛け」にこだわりすぎているのでは?という事だと思うのですが・・・いや、それが命のマジックはどうしようもありませんが・・・例えば、輪ゴムの貫通現象で、マイケルアマーの輪ゴムのマジックがありますが、はっきり言って、タネも仕掛け(?)も知ってますし、ある程度できますが、彼の縁起を見ても「本当に同じかぁ????」って思ってしまいます。同じく、レナートグリーンのフォールスシャッフルは、解説聞いて納得しても少し早く動作するだけで、何度見ても本当にシャッフルしているようにしか見えません(もちろん、私にはそんな技術は無いです・・・)。
サムタイについても同じだと思うのですが、、、(個人的レベルの問題なのかも?)
まぁ確かに、ボール&チューブのタネがばれたら、何をしても駄目でしょうね、、、でも、リンキングリングは何度見ても感動です!サムチップだって分かってても全然分からない(言い方難しい)。
おっと、話がそれましたが、、、何を言いたいか、と言うと、「手品」という文化を、「マジシャンだけが独占する」という構図はどうかと思います。結局、そういった「異常に閉ざされた世界」が存在しているからこそ、世間の人達はその「閉ざされた世界の中身」に興味を持つのでは? と思うのです。
だから、僕なんかは逆にもっともっとオープンになっていいと思うのですが・・(オープンにし過ぎて、興味をもたれない、と言うのも問題ですが・・・)
ただし、、、最初の大原則である・自分が演じない不思議現象の仕組みは、知らないのが一番である。は守るべきだと思います。
裏を返せば、マジシャンしかやらないような手品は、タネを一般公開すべきでない、という事なんですけどね。。。
と、初対面なのに長々と書いてしまい、大変申し訳ございませんでした。私もMMLに顔を出したいのですが、今更出にくいのと、一度もオフ等で
顔を出していないものですから、、、タイミングが・・・
これらを統計していく労力も想像を絶する物だと思います。しかし、今回の一軒を機に、MMLが、または手品の世界が益々発展して行く事が出来るとしたら、きっと素晴らしい事だと思います!
●私は、建前上は約3年前になっていますが、本当は小学生の頃に親父がカードマジックを見せてくれたのを真似したところからです。
その後、中学生頃にデパートでリンキングリング(チャイニーズリングでしたっけ?商品名?)を見て、感動して買いました。さて、問題です。その後どうなったでしょうか?(言うまでもない。。)それからはマジックをやりたい、と思いませんでした。今思うと、一種の「詐欺にあった」と思った、と思います。(ようするに、あの仕掛けであの現象が出来るはずがない、と思った)
それから、約10年の時を経て、マジックに再開しました。
少なくとも、私の周囲の方は、マジックに対して悪い印象をもっている人は非常に少ないです。逆に、自分も簡単な手品が出来るようになりたい、と思っている人もいます。(マジシャンになる訳ではなく、簡単な一発芸程度に何かが出来るようになりたい、という意味です)
さて、今MML上で種明かしを展開している方々の「否定派」の方は、こういった「素人、かつマジシャン希望ではない、しかし手品を覚えたい」人にどう言った対応をするのでしょうね?
適当にあしらうのでしょうか?それでは、あしらわれた人は、きっと今後マジックに対して偏見を持つでしょう。
嘘のタネを教えるのでしょうか?それでは、私のように「詐欺にあった」と思われても仕方ありません。
結局のところ、この辺の本当に身近な行動が、手品の世界を狭くしている原因だと、私は考えるのです。
マジック=魔法 通常考えられない現象を起こす事が、本当に可能なら、、、誰もが夢見る事を、皆で共有したっていいのではないでしょうか?こう言う意味です。
更に、彼らの身近に手品師がいなかったら、更に不幸ですよね。(私の実経験??)
少なくとも、リンキングリングをテレビで暴露したら、キレます。マジで。でも、セルフワーキング系(セットのみ)とかみたいな、本当に簡単で、誰でも出来るような手品に関してのみ、みんなで和気藹々と共有したい!と思うのです。
(ここで、論議の一つである、「どこまで公開していいのか?」になるんですね)(私の結論は、「誰でもやりたいと思い、誰でも出来る、いや誰でも演じる! 手品」 で、かつ 「そのタネ・仕掛けの範囲が著作等を侵害しない」 のであれば、良いと思います。 多分、、、)
と言っても、誤解を招く前にフォローしますと、私個人的には
・タネだけを知りたい人
に対しては、何とか上手く、手品→パズルに内容を摩り替えてしまいます。パズルなら、頑張れば自力で解答が得られますし、その時の満足感で、それまでの事は水に流してくれる可能性は大です。(鉛筆程度の長さの棒に輪の紐が通してあって、それを服のボタンにつけたりはずしたりする、パズルを通常持ち歩いています。 これがバランスの良いパズルだと、自分では思っています。 もちろん、答えは言いません。)
・タネ明かしが目的の人
こういう人は、はっきり言って適当にあしらいます。真面目に接しても、手品の世界の発展には繋がらないでしょう。こう言う人って得てして、パズル=手品 という感覚みたいです。だから、パズルしかやりません。
と、ここでもう一度誤解のないように、、、
私の言う「パズル」は、仕込み・タネ・技術のいらない不思議の事です。例えば、テンヨーさんのiラブマジックの中にあって、感動した物では
<足し算:暗算で行う:出来るだけ速く計算する>
1000
+ 40
+1000
+ 30
+1000
+ 20
+1000
+ 10
−−−−−−−
?????
・・・5000! って思わず言ってしまいました(笑)。
いや、他の人にやっても、今のところ100%の人(5人くらい)が、5000!っていいます。私の言う「パズル」は、こういう類のやつですね、、、(少なくとも、これはiラブマジックにあっても、手品じゃないでしょう)
あとは、少なくとも私なんかから見たMr.マリックは、本当に凄いマジシャンです。いくら簡単な原理とはいえ、あんなにポンポンと種明かしをして欲しくないです。彼の種明かしをしている物の半分くらいは、非常に残念に思います。。。(お札の浮遊(板使用)の種明かしは、本当にショックでした・・・)
でも、デックのトップとボトムに1枚ずつのAを仕込んでおく、引き寄せるA(名前わかりません)の演出・種明かしは個人的には良い、と思いました。
また、その直後にやった本当に適当に裏向きに選んだ2枚のカードが一致する、は種明かししませんでしたし、種明かしした物としない物のすり替え
(現象は類似している)は、凄くうまくまとめたなぁ、というのが印象です。まぁ、あれを種明かししても、トリプルリフトは簡単では無いので、意味は無いんですけどね・・・
●あまりに感動的なマジックのタネをばらされるとすごいショックな事がある。(というか幻滅と言うのが近い)
受験生時代、勉強もそこそこに、デビットカッパーフィールドのマジックショーに行き、彼のマジックの中でおそらくいちばん有名であろう「Flying」を見たが、タネを詮索する事が途中でアホらしくなるほど感動的だった。何度もテレビで見たことはあったが、生で見た感動は段違いであった。「彼は本当に空を飛ぶ力をステージ上だけで得たのだ!!」と信じたほうがよっぽど幸せな気分になれる。世の中には知らないほうが幸せなことも沢山あるのだ。だからこそ知らない権利もあるのだ。彼のショーの後の人々の晴れ晴れしい顔を見てマジックのすばらしさに感動していたのをよく覚えている。
「あんなふうに飛べたらいいなぁ。」「こんな不思議な事が起こったらいいのになぁ…」と思う力が人間の原動力であるとも私は考えているし、実際そうした力で人間は今の繁栄を築いてきたのだと私は信じている。
私の中での最高のマジックというのはそうした原動力である夢を失いかけた人々に(もしくはそうした夢を見る事のすばらしさを忘れてしまっている人たち)一種の「夢の時間」を提供できるような芸である。もう一度夢見る心を取り戻すのは難しいかもしれないが、一瞬は子供のような心のときめきを感じられると思う。
実際デビットカッパーフィールドのショーの後の観客の晴れ晴れしい顔はきっとそうしたものが観客の心のどこかに生まれたからだと思う。
デビットカッパーフィールドのマジックはその域に達していると私は思うし、私がするようなマジックでそうした思いを抱く人がいたら本当に嬉しい。種明かしが邪道であるのはそうした夢の時間、夢の空間の舞台裏を明かしてしまう事である。その瞬間夢の空間は崩れ去るばかりでなく、その空間は二度とは戻ってこないのである。特にその夢の空間がすばらしければすばらしいほどそのショックは大きい。マジックをしていてうれしい事はそうした喜びを少しでも与えているという自負が得られる事だと思っている。実際、「わぁ〜」と言って喜んでくれる人がいる限り、マジックをする事には意義があると思っている。
しかし、同時にめったにマジックを見て不思議で感動する事が少なくなったのも事実である。無論、マジックはタネがすべてではないので(むしろタネはほんの一部と言ってもいい)上手い人のマジックを見れば感動するのだが、そうしたマジックができる人が少ないのもまた、悲しい事実である。
種明かしの番組も最初のころはマジックの普及になるのかな…というぐらいの心持ちで見ていた。(過去の日記にもそう書いてある)
しかし、最近では本当になんでもかんでもマジックをしたら種明かしをしなければならないかのような風潮まで、テレビ界ではできているのかと言いたくなる位目に余るものがある。私が密かに心配している事は、日本でこのまま「マジックを見せたら、一緒に種明かしがついてくるという様な風潮」
が根付いてしまわないかという事である。もしそうなったら日本のマジック界はおしまいだと思う。
●理由は「夢が壊れる」「手品は知恵比べでは無い」「純粋に不思議を観たい」TV上の種明かしと、レクチャーノート、ビデオ、レクチャーショウはまったくの別物と思っております。
●基本的には、テレビで、種明かしをしても構わないと思います。ただし、マジックの品位を上げるような企画にしていただきたいです。マジックは、そんなにすごいものなのかと、視聴者をうならせる構成にしていただいたら、OKです。
●自分の考えがそれほどまとまっているわけではありません.しかし,あれだけ多くの作品を生みだした過去の偉大なマジシャン達が「マジックの
タネ明かし」に積極的だったとは思えません.少なくとも私は最初,マジックの不思議さに魅了されて,マジックを趣味とするようになりました.この不思議さを奪う権利は誰にもないと思いますし,ひいてはマジックの存亡に関わってくると思います.多くの経験を持つ先人達の言葉をもう一度,かみしめるべきと思います.
●啓蒙という意味で種明かし番組を流すのであれば、それの5倍くらいは純粋なマジックの番組を流して欲しい。
●私自身はTVでの種明かしについて、ちょっとしたもの(例えば「マジック王国」のような)ならば、賛成です。 ちょっとしたもの、とは何かと言われると答えられないのですが...
もちろん、Masked Magicianのようなものや、売りネタ、その他の重要な原理を種明かしすると言うのは、論外だと思います。モラルに反する、と思います。
ただ素人に対して、あなたにもマジックはできるんですよ...と、伝えるための種明かしと言うのはあっていいと思うのです。私自身、素人に毛が生えたような程度の、知識、経験しかなく、TVでの種明かしのようなものでも(レクチャーとして)ありがたいと思ってしまったりします。
MMLでの議論を見てずっと感じていたのはマジックの扉を開けていったん中に入った人は、内側から鍵を閉め、自分の後からは人が入ってこれないようにしているのではないか、と言う漠然とした違和感のようなものです。できれば、扉は少しだけ開けておいて、好奇心に駆られた人がいつでも中を覗き込めるようにして欲しい、と言うのが私の意見です。ちょっと、議論されている本題と論旨がずれているかもしれませんが、以上、私見として述べました。 失礼いたしました。
●TVでのマジックの種明かしは許されない行為と思います。 TVに出演するマジシャン,及びTV番組制作者の,意識の向上を望みます。
●基本的に演じる意志のない人に対する種明かしは避けるべきと思います。ただし、マジックを趣味として覚えたい人も存在し、そういった方たちにはマジックの楽しさを教えて、マジックファンを増やすべきと思います。
従ってレクチャー形式の番組はある程度許されると思いますが、単にネタバラシにすぎない番組はあまり許されるものではないと思います。(かえってマジックファンを失ってしまう、マジックの楽しみ方を誤った方向に持っていってしまう)しかしながら、その線引きをまじめにすることは現実的には不可能ではないでしょうか。番組制作にタッチするマジシャンのモラル次第と思っています。どんなに議論を重ねても結論は出ないように思いますし、規制をかけることも難しいのではないでしょうか。
別な議論として著作権の問題もあるかと思います。もしその議論を精神論ではなく現実的なものにしたいのであればきちんと法的な措置をとれるような枠組みを作らないと、あまり意味がないのではないでしょうか。著作権法に詳しくは無いですが、きちんと特許のように登録制にして、その権利をきちんと保護するための枠組みがなければ、これまた精神論だけの話となり、結論の出ない話となります。永遠に続くでしょう。
個人的にはこんな結論の出にくい議論をずーっとするよりも、日本人の趣味の中における「マジック」の地位の向上を図り、マジックファンを一人でも多く増やすための方策について議論を重ねた方が良いのではないでしょうか。
● マジシャンにとっての「タネ」とは、料理人にとっての「レシピ」と同じものだと考えています。
素人がレシピの通りに料理をしたとしても、プロの料理人の作った料理の味にはかなわないように、素人にタネを明かしたとしても、プロのマジシャ
ンのようには手品を演じることができるはずがありませんし、素人がタネを知ったとしてもマネできない実力(手さばきの巧さだけではない、客を楽し
ませる力)を持ってこそ、マジシャンと名乗る資格があるものだと思います。
そして、タネを隠すことをありがたがっているようでは、マジックは一般化しないと思います。ごく一部のマニアのもののままです。
タネをある程度公開して、みんなでマジックを楽しめるようになってこそ、マジックは一般化するものだと僕は考えます。
現在のマジック界は、はっきり言うと「つまらない」です。ドキドキ・ワクワクがなく、どこかで見たことのあるネタのオンパレード。こんなのが、面白いはずはありません。その原因は、僕はマジック界の停滞ではないかと思います。
多くのマジシャンは、マジックの神秘性を逆手に取り、タネをマジシャンだけのものに独占してしまって、観客を楽しませるという本来の命題を忘れ、
手さばきの巧さだけを追及し、自己満足に陥っています。観客は、手さばきの巧さを見に来ているわけではないんです。話術の巧さを聞きに来たわけでもないんです。ドキドキ・ワクワクを求めて、マジックを見に来ているんです。マジシャンは観客をドキドキ・ワクワクさせる技術を切磋琢磨しないといけない、ということがマジシャン自身が判らない限り、マジック界は衰退する一方でしょう。
僕はタネ明かしは、マジック界活性化の手段のひとつだと考えます。ですから、僕はタネ明かしには好意的です。
●マジック王国は問題にならずに、天才テレビ君が問題になったのは、やはりネタのセレクトでしょうか。私は(マジック王国を)一度だけ見ましたが、良い番組だと思いました。種明かしがなくても、充分子供達はマジックを楽しみ、好きになると思います。マジシャンを目指す子供達にもっと情報を与えたいとウィザードインの方はおっしゃってますが取り立ててTVでレクチャーなどしなくても、そう言う子は図書室なり図書館で本を借りて、勉強すると思います。
今回の件で、MMLでは閉鎖的になるということで、ウィザードインの掲示板にいろんな方の書き込みがありますが、記述している人は同じ人ばかりのようなので、MMLよりももっと閉鎖的になっているような気がしました。
以前私の知人にマジックをしたことがあるのですが、どうやらマジックはだまされるものと思っているようで嫌っていました。ただでも見たくないひとがいます。また、わざと失敗させようとする人もいます。人は、他人の知らないことを知っているだけでも優越感を感じることが出来ますので、演技の途中でも(俺は知っているんだということを誇示するために)解説を始める人を見たことのある人も結構いらっしゃると思います。
種明かしの番組では、「ほほぉー、すげぇ!なるほどぉ!」と感じる人もいれば、「なーんだ、こんなのだったのか。馬鹿らしい」と思う人もいらっしゃいます。ウィザードインの方は、レクチャー次第で後者のような反応をする人はいないとおっしゃってますが、どうでしょう。テレビでは受け手を選べませんし、相手の反応もわかりません。その中でどうやって自分たちの行為を正当化できるのでしょうか。自分たちが他のマジシャンの演技を邪魔する結果を招いているかもしれないのに・・・。
う、なにやらよく分からなくなってきました。アンケートの集計は大変だと思いますが、頑張ってくださいませ。
●今まで何度も言ってきましたが手品というものの面白さは「あり得ないことが起こる」のが面白いんです。何もないトコロから花や傘やハトが出てくる、何の変哲もない玉が増える、ただの棒や銀の玉が浮くetc・・・もっとも超能力者ではないんですから何らかのタネがあるのは当然です。それをお客さんは見破ろうとする、マジシャンは見破られまいとする。そこが面白いのに、それをあっさりばらしては面白味も何も無くなります。やはりネタバラシはNGでしょう。たとえそれが連盟発表会のようなマジシャンだらけの集まりであっても、です。
●しかし、サムタイのような奇術をおそらく短い時間の中でその本質まで種明かしすることは不可能だと思います。これらの高度なマジックを種明かししようと考えるのは、本人が本質をつかんでいないか、最悪は演技出来ないことにあると思います。指が抜けるだけではお笑いぐさです。演技する際にお客様はそのことに集中してみていても抜けるはずの指はしっかりと結ばれていてターミネーターの様に通り抜けるのです。それがサムタイです。おそらく実演をご覧になったお客様は違うタネだと思うでしょう。
●マジック全般については、もっと大事に保障すべきだと考えています。苦労を重ねたはずの著名なマジシャンが、仲間の商品や表現上の工夫等を
あっさりとさらし侵していいのかなと疑問にも思います。でもマジックの種明かしに興味ある視聴者の一人であるのも隠せません(^^;)
個人的には、テレビを利用するならば上手にみせてほしいと思います。マジックのバリエーションを紹介するとか、「この辺に注目してごらん」
という入門的な紹介にちょこっと種明かしを混ぜるのはokだと思います。 また、科学の実験や原理の応用に近いようなものを、一般的に種明かしするのもいいかな?と思います。
ただ私たち素人に、「このパターンのマジックの種はこれしかない!」と思いこませるような種明かしは、やるべきではないと考えます。
具体的に言うと、フレーム向こうの大きな建造物を確認させた後、そのフレーム位置を移動させることで消失させたという種明かしを見た時は、これが本当ならどこにマジックの工夫があるのかな?という感じでした。
逆に、すごいなぁ・でも本当にそうなのかなぁ?・直接見たいな・という方向に誘ってくれる番組なら「ありかな」というところですが、難しいかも。
●私は「原則許されない」派です。
テレビは不特定多数に向けられたメディアなので、タネ明かしには向きません。自分のオリジナルネタであってもタネ明かしすることで、マジック=タネを暴くもの・パズルの一種、と誤解されます。
ただし、マジックに興味を持ってもらうための手段としてのメディア活用は必要です。それは、「易しいネタのレクチャー」としてのみ。レクチャーの形式をとった、真摯な「マジック教室」であれば、ネタの内容次第で許される場合があると考えています。
「NHK趣味講座」での「簡単なマジック入門」はOKですが、サムタイやハト出し・カードプロダクション等はNG。仕掛けのあるネタ(クロースアップ含む)やイリュージョンもNG。これらは考案者が安易なタネ明かしを許容したとは考えられないからであります。
そして、最近流行りのバラエティ番組でのタネ明かしも、露骨な演出にならなければマジメなものはOKですが(「モー。たいへんでした」はギリギリOK)、タネ明かしそのものを目的とするバラエティ番組はNG。(「撮影禁止…の先」でやっているネタ)
要は、一般視聴者の「タネ詮索願望」を刺激するような演出・番組構成は、ダメだということです。(不思議だなぁと思わせるだけで何がいけないのか)
●マジックにはタネがあるという一般論を築いたのは種明かしをした罪深きマジシャン達です。不思議を見せるという基本を今あらためて考えなければならないのではと思います。
●マスク・マジシャンの第4段の正体を明かした後の内容を聞いているとなる程・・・。とも思ったのは事実です。
(良い悪いは別として、ご本人なりの考えが判りましたし)
ただ今もジグザグなど「この前テレビで種明かし、していた」などと言われるのも事実ですし、非常に困ったのは事実です。(ジグザグは今も演技の中で使用しております。)ご質問の中にプリンセス〜の事と思われるご質問が御座いますが?私自身思ったのは、何を目的でされたのでしょう・・・。
(別に種明かしをした目的を公表する理由も御座いませんが・・・)
マジック界の発展を願って、種明かしをされる方もいるでしょう。私利私欲の為に、種明かしをされる方もいるでしょう。
難しい問題ですね!マジック界の発展を願う一人の男より
●ネタばらしって、まあ、いろんな人がいろいろと言い合っていますが、私は傍観者として皆さんの意見を見ています。みなさん(多くのアマチュア)はネタ晴らしをされて困りますか?困るのは手品を生業としている人であって、皆さんじゃないんじゃないの?まあ、だからといってプロマジシャンがネタ晴らしをするのはOKなのかというと、これも賛成はできません。
それから、多くのアマチュアマジシャンは勘違いされていると思います。たとえば、「自分は特別だ」とか、「自分は単なるアマチュアじゃないんだ」
とかです。つまり、只単にデパートで消えるハンカチをひとつだけ買って飲み屋でちょっと、って人と、超マニアでコンテストなんかに出まくっている人と
どこが違うんでしょう?
どっちにしても「趣味」でしょう。んなプロじゃないんだからこんな会話というか、筆談というか、言い争いは時間と労力の無駄だと思います。
ネタばらしについてはプロがプロ同士あるいは、プロマジシャン対テレビ局で争えばいいんじゃないでしょうか。プロ全員がネタばらしをした局の仕事は一切受けないとかすれば、自粛するんじゃないでしょうか?テレビ局側も裏側を見せたいわけじゃなく、視聴率を稼ぎたいなら、人(演者)を選ぶべきでしょう。なんとなく、悪者はウィザードインのやつら(私も好きじゃない連中)とマスクドマジシャン、そして、故・聖忍くらいに絞られるんじゃないでしょうか。マリックについては賛否両論あり。ナポレオンズはOK。これはなぜでしょう?だめとか、OKとかはなんとなく人の好き嫌いがかなりのウェートを閉めているような気がしてなりません。
話が支離滅裂になってきました。
結論:ネタばらしは基本的には60%賛成40%反対。でもこれに関して公の場所でとやかく言うつもりは無い。アマチュアは、別に困らない。ただ困るような気がするという強迫観念にとらわれているに過ぎない。このままネタばらしが続くとは思えない。視聴者も馬鹿じゃないから、いつまでもこんな番組に振り回されることは無い。
もし続いたら、手品師も進歩するでしょう。まさか全員が飯のタネを食いつぶすことも無いでしょう。テレビがNGで本はOK?本も買わなくたって本屋さんで立ち読みだってできてしまうし、図書館にだって置いてあるところもある。これは別問題かもしれない。
なんか自分の意見もまとまらない。
●マジシャンの自分は、反対派です。ところが、自分がマジックをやっていなかったら、賛成でしょう。マジックを見る楽しみを奪われる事など、大きなお世話なのです。映画のストーリーや、推理小説の犯人を聞いてしまっても、見ようとか読もうとか思っていなければ、全然かまいません。マジックを見て楽しみたいと思う人以外には、タネを知って知的好奇心が満たされる事の方が、有意義かもしれません。現在、よいマジックをライブで見る機会が無いに等しい以上、大多数のマジックをやりもしない、見もしない人には、タネ明かし大歓迎。
マジックを見たい人を増やさなければ、タネ明かし反対論も虚しい^^;マニアはどんどんマジックを見せよう。マジェイアさんの友人のような意見を持つ人を増やそう。(読みましたよね?)
●「自分的に」
*僕は「タネ」もひっくるめて「マジック」が好きなので、「種明かし」があろうとなかろうとマジックに関する番組がたくさん見たいです。
*ほとんど実害がない、どころか「タネ」を知ることができて重宝しています。
*僕のまわりで、例のマリックさんの番組を見て、「がっかりした」人はひとりもいません。「ためになった」という人が一人(僕です(笑))。
*自画自賛するわけでは全然ありませんが、代表的な意見として、「タネがわかっていたとしても、***さんのマジックは面白いからいい」といううれしい意見を耳にすることができました。もっともこの女性は、先日***さんのマジックを見て、「カッコイイから手品なんかどうだっていい」と言っていたのであまりあてにはなりませんが(笑)。
「手品界的に」
*マジシャンが思っているほど一般の人は手品のタネには興味が無いです。あるいは「マジシャンがタネを知りたい」ほどには、と置き換えてもいいです。ですから、たとえ「TV」が「無差別に」種明かしをしたとしても、見た人のほとんどは覚えていないです。現象を見た後で思い出したとしても、起こる前に覚えていないので、それほど「がっかり」することもないようです。
*「種明かし」を見てがっかりするような人は、とても素敵な素晴らしいマジックファンだと思います。そんなにマジックを愛する人達が、そんなことくらいでマジックを嫌いになったりしません。
*「マジック」は「種明かし」くらいでダメになるような底の浅いものではないと思っています。たとえ今この世にあるすべてのタネを一般公開されたとしても、です。
とまあ、経験と勘だけで書かせていただきましたので、あまりこまかいところをツッコまないで下さい。あと、「マジック界」のためには全く役に立たない
内容ですみません。
最後に僕自身は、一般の人にはしませんが、マジシャンには積極的に種明かしをする人です。ではでは。
●思ったことですが、「1足す1は2である。当然であり間違いない。」とどこかに書いたとしたら、いかにこの考えが浅はかかということを全国の超も
のしり、超頭のきれる人たちがたっぷりと教えてくれるんでしょうね。ましてや、「殺人は許せない。当然である。」と言ったって同様でしょ。ということは、「テレビでのネタバラシは許せない。」のが当然と思ったって、誰にも当然と思える理屈であってもも徹底的に粉砕できるキレ者がたくさんおられるのでは、何を言ったにしろ勝ち目はないってことでしょうか?
●Psyka氏とそちらの両方のアンケートに参加させていただきました。ただ、こちらの方は自分の意見がどこに属するのか判断に迷う部分も多かったです。もし、私の意見が、私が選択した選択肢と違っているようでしたら、その部分はお手数ですが、正しい選択肢への投票と変更していただき、どこをどう変えたのかをお知らせ下さい。それがお手間でしたらこの投票全体を無効票として下さい。
●5月4日に国立演舞場で家族全員でザ、マジックを見に行きました。小学校3年の下の娘は、渋谷さんのアンパンマンマジックに大喜びでした。最後のトリで会長の北見マキさまの演技を不思議そうに眺めていました。もちろんサムタイもありました。
小学校3年ですから当然、天才テレビくんをみています。たまたま私も帰宅しており、突然、娘が「あ!これみたマジック」と叫び声があがりました。そうですネタばらしだったのです。娘はポカンとしていました。「な〜んだ、バカみたい。こんな事だったの」娘は北見さまは、不思議な事ができるマジシャンだと思っていたのにもろくも崩れ去ったようでした。・・・・
●タネを知った後、「知りたくなかった。見たくなかったのに、一方的にタネを見せられて迷惑」と感じられる種明かしの仕方には反対!!
ロールシャッハテストはご存じでしょう。しかし、映画TVではフェイクしか使われていません。(すなわち、本物を公開すると実際使用する時、第一印象でなくなり、テストの効力を発揮しない。)しかし、ある映画の監修に当たった心理学者が真の図形を公開し、学会から除名処分を受けています。
(心理学会のことです。参考にして下さい。)
●このところテレビでのネタばらしのあまりの多さに一抹のさみしさをおぼえるようになっていました。
「見せ方」「楽しませ方」はいろいろあるのでネタばらしが絶対に駄目とは言いませんが、「ネタばらし」は下手すれば場を白けさせるリスクがあるので
人をエンターテインするものとは限らないと私は考えています。なので、テレビ番組制作者はそこをわかってネタばらしを扱うべきだと思っています。
私はネタを知っていても楽しく見るタイプですが、こういう番組が乱立すると、「オレはネタを知っているぜ」とマジックを見破ることに精を出す人をただ喜ばせるだけなんじゃないかと思いますし。できたら、ネタばらしをするくらいなら、「そんなこと、どうでもいいくらいにマジックは楽しいんだよ」をもっと追求してほしいです。
●テレビのような不特定な多人数に対して種明かしをすることは許されない。原則的に種はマジックを趣味として続けている仲間に対してなら許されると思うし、さらに言えばお金を出して買うものであろうと思う。
●趣旨がしっかりしていれば種明かしも必要な場合もあると思います。NHKの説明は、非常にしっかりしていましたし、趣旨説明が納得の行くものでした、ただサムタイを選ぶと言うことは他にもっと適切なものがあるのに知識がない人に依頼した結果だと思います。
●今まで、ML上ではこの件について発言しておりません。理由は、TVで自分の知っている(演じている)ネタをばらされたときは気分が悪い一方で、自分の知らなかったネタばらしには「なーるほど」と喜んで見ているからです。多分に自分勝手ですが、「TVでのネタばらし反対!」と100%言えるようなスタンスではないのです。
●「疑問があると書込む、それに答えられる人は答えてあげる」みたいな総合Q&Aサイトってありますよね?
概ねはパソコントラブルだったり冠婚葬祭マナーとか、そういった事では大変便利で健全なサイトですね。でもサイト名忘れましたがそのサイト内で「マジック」で検索してみたことがあります。何件かヒットしました。
質問者は全員、好奇心だけです。手品への啓蒙なんてとんでもございませんです。「道端で売ってるジョニーくんってどうなってるの?」とか知りたいなら買えば?安いんだし。とか答えたいところを(私は会員でないので回答権がなかったので閲覧だけ)憶測で「リモコンじゃないの?」とか答えてるのはカワイイもんですが、懇切丁寧に回答している方(手品をやらないであろうジョニー君の購入者)の回答にサイト側から「模範回答賞」みたいの
ついていました。手品関係者が存在しないサイトでは正確なタネあかし回答されると「イイ人扱い」ですね。
「タバコが手の中から消えたの、どうして?」って聞いた人がいて「手品のタネアカシはマナー違反なんですが、」と踏まえつつ答えた方がいらっしゃっ
て、でも「サムキャップ」とか微妙に間違えているあたり、やっぱり手品やってない方が答えてるのかな?手品やってる方なら教えないと思いますし。
「テンコーがテレビでタネアカシしていた番組でタネを明かさなかったものについてタネを教えて下さい」と、とんでもない質問もありましたが、これには回答はつかなかったです。単に分かる回答者が会員に存在しなかっただけだと思いますが。
と、いう訳でタネを知りたいだけのやつにマナーを教えるのは困難なのでせめて良識ある手品愛好側はタネは明かさない態勢を保ってもらいたいです。一般人がタネを知ると他の一般人に得意げに解説、をくり返す悪循環です。
●テレビでのネタばらしはいけない、ってのはごく普通のあたりまえの考え方で、通常は異論ないはず、って確信します。(というわけでボクは上記の回答)でも、ネタバラシ肯定派が善戦してるとすればそれは論理展開のキレと技術と豊富な知識の賜物でその意味では肯定派の方々はすごいと思う。どうせ罪のない娯楽関連の議論なのならディベート(スポーツ)と割り切って観戦するのもおもしろいかと・・・・・・。 (そんなにたくさん拝見したわけでないですが。)
●衛星で放送されたMasked Magicianのなかでナレーターが「あなた方はだまされていたのです。」と言う言葉がなんかいも出てきたように記憶しています。ちょっと頭にきました。(視聴者を馬鹿にしていないだろうか?)
●マスクドマジシャンについても所詮古いネタの種明かしに過ぎない。マジックはもっと発展させていかなければならないと思う。これからは過去のネタばらしをステップに逆をついたマジックが数多く出てくるでしょうね。(2代目テンコーが現在やっているような事)それにプロはそんなに気にしていない。種明かし等の番組は、あまり関心しません。なぜなら、それで実際生活している人がいるかです。
一般人にメディアを通して伝えるのは、営業妨害だとおもいます。Masked Magicianのビデオは、去年レクチャーの時見せていただきました。最初は、このようなビデオが存在していいのか?とおもいましたが、少しでもマジックを携わっている人にとっては、ああいう映像は勉強の一環として考えられるのですが、最近一般人向けにTV放送していたのでビックりしました。サムタイについては実際みてないのでなんともいえませんが・・江戸いや・・その前から続いている日本伝統芸を一般に知らせるべきか・・というのは疑問です。各マジシャンがどうの・・っていうよりも局側の問題だとおもいます。
尚、この内容は知らせても構いません。
●一人でも多くの人たちがマジックに興味を持ってもらう事が前提です。私自身マジックを真剣に始めたのは23歳の時でした。(現在36歳)この時はテレビの種明かしを見て始めたのではありませんが、いわゆるマリックさんの超魔術ブームからですね!この時は、あまり種明かしマジックはされていませんでしたが、取り合えずマジックをやっているテレビ番組が多く、片っ端からビデオに収めていましたね。つまり私の言いたい事はマジックに興味を持って貰う一つの手段の中に種明かしマジックが、有ってもいいし、テレビ等で放送される事は大きい目で見てマジック会発展のためにいいと思います。私だって、種明かしばかりされるのはいい気がしないのは本音です。周りの人から、『また種明かしマジックテレビで見たよって』言われる事がありますがそれは、逆に考えるとその人達にも少しはマジックに興味を持って貰えたんだなあと思うようになりました。
話は変わりますが、種明かしウンヌンよりも、私は、日本人が種を見破りたいと言う気持ちの人が多い事が残念ですね・・・・。早く日本の人がアメリカ人の様にマジック(ショー)を楽しめる様な人が一人でも多くなって欲しいと願っております。
●私ははまじしゃんですが、手品師ではありません。が・・少々マジックもするので、私的な考えではありますが、お伝えしたいと思いメール送らしてもらいました。結論から言いますと、種明かしは賛成です。まぁ全般的とはいいませんが、マジックをするとほとんどの方が「タネ教えてっ!」と言われます。それが希望なんだから教えてあげればイイんじゃないかと思います。種明かしをすればそのマジックには興味が少なくなります。(中には勉強になる方もおられますが・・)そうすると新しいマジックを考えなくてはいけなくなります。これが、マジック界の発展につながるのではないかと思います。
かといって、新しいマジックはそう簡単に思いつくものではないとおもいますので、協会があるのであればオリジナルマジックは申告するようにしてアル程度の時期が過ぎれば種明かしをしてもいいといいう事にするとか・・・実際マジックを仕事にしている方の意見はどうなのかわかりませんので、失礼があったらごめんなさいね。あくまでも私的な意見ですので・・
私はデビットカッパーフィールドのライブなんかも見に行きますが、半分くらいはタネがわかります。私にとってはそれも楽しみの一つです。タネをみつける事やタネがわかっているモノに関しては、目線、トーク、指使い、そこへのもっていき方など、感心するばかりです。解らなかったものに関しては、帰り道から、寝る前まで興味津々です。
ちょいと横道へそれてしまいましたが、マジックというのはタネがばれないことがすべてでは無くてショーとして成り立つかどうかがマジックではないかと思います。マギー司郎なんかは大好きです。面白い。
●テレビという媒体でやることではないです。
●ハッキリ言って、種明かしをしないと視聴率が取れないと思い込んでいるテレビ局のレベルの低さ、海外のようなレベルの高い、ハイセンスなマジック番組(日本人の得意な”パクリ”じゃなく)を作れない局の、ハッキリ言うと、一部の番組プロデューサーの責任がかなり大きいと思う。ま、局のプロデューサーを含め、ほとんどのテレビ、雑誌関係のマスコミにかかわる人たちは、マジックには特に興味も無く、ただ、そろそろ特番のネタも尽きたし、最近やってないUFOとか、マジックとか、超能力番組でもやりまっか・・・てなもんだと思いますよ。絶対。
しかし、なにわともあれ、そんな人たち(組織?)に手をかしてしまうようなマジシャン、しかも、驚くことにプロの人たちがいることにびっくりしてなりません。
今まではマジックの種明かしといえば、2人ぐみの○ポ○オ○ズを始め、必ず笑いが伴い、それなりに、感心したり、場がなごむ感じがあったものです。まっ、これもタネを明かさないと笑いが取れない低レベルである、と言う人もいるぐらいで(私はTPOもあると思うが)あまり関心するものではないようですが・・・。
最近の傾向としてあるていど名前の知られた、いわゆる仕事の多いと思われているマジシャンが参加している点でしょうか。自分の地位をいいことに、いかにも自分の考えたオリジナルかのようにして、平然と種明かしをされている番組を観るたびに、背筋がぞっとする思いです。
大体、マジックなんてほとんどがなんだかのバリエーションの組み合わせ等で、ノーベル賞をとるような人類にとってまったく新しい科学的素材でも使わないかぎり、本当の意味でオリジナルなんて無いはず。
ましてや、古典的で素晴らしい、しかも伝統的な一面も持ったサムタイをしかもよりによってテレビで明かしてしまうとは・・・プロと言うにはほど遠い人物ではないでしょうか?
緒川さんと言う方のホームページも拝見しましたが、案の定、今から色々と縫い繕って、言い訳を用意しても許されることではないでしょう。人間最初にあやまってしまわなかった時には、そのあとなかなか後に引けず、自分の正当化を主張するため素直になれないものです。ま、そのうち、それも自己暗示で自分が正しかったと思うようになるんでしょうけど・・・。
近々、マスクマジシャンと某女性マジシャンの種明かし番組があるようですが、とても不愉快でなりません。私の中でマスクマジシャンはほとんど犯罪者で、恐ろしすぎて考えたくも有りません。この女性マジシャンも2代目らしいですが、初代の方が大変素晴らしいマジシャンだったので残念でなりません。すべての種明かしマジシャンに共通して言えるのは、ただテレビに露出したいがために、どんな仕事も受けてしまう状態じゃないかと言うことです。売れなくなった、落ち目の女性アイドルが脱いじゃうみたいに、自分の、いや、全マジシャンの魂でもあるトリック、タネをばらすなんて。
よほど自分とマジックとを離して考えているか、自分が演じないマジックは関係無い、タネがわかっても自分の魅力でお客が来る、とでもおもっているんでしょうか???まったく、開いた口もふさがりません。
職業マジシャンはもっと自分の立場、そして、自分を見るべきです。私は絶対に種明かしは認めません。 アマチュアであれ、プロであれ、マジシャン
は夢、驚き、喜びを売る立場のはず・・・。これ以上、ご都合主義で傷口を大きくするのはやめて欲しいです。もっと、この問題がクローズアップされて、犯罪者(一部の心無いマジシャン)に判決が下される事を願って。
●まず、テレビでのネタばらしには反対ですが、テレビでのレクチャーには賛成です。
特にマジシャンと芸能人の対決形式の番組は、とっても嫌です。(でも見ちゃうんですけどね)
マジックのタネがわかったら芸能人の勝ち、わからなければマジシャンの勝ちといった番
組はマジック全体の質を落としているような気がします。マジックは、タネを推理するゲームじゃないでしょう。
ですが、レクチャーの場合は、「ネタばらし」とは異なります。レクチャーは見た人が自分でそれをやってみる、もしは出来るように指導する事が目的であるので、マジックに興味を持つ人、マジックを始めようと人が増えマジック全体の質の向上につながると思います。
ちょっと話が脱線しますが、私が小学校の頃、のっぽさん(NHK教育「できるかな」)を見て番組が終わった後、テレビでやっていた工作を夢中でやっていました。それで、マジックを始めた頃からずーと"のっぽさん"みたいなマジックの番組ができないかな〜と思っていました。
しかし、レクチャーだったらなんでも良いと言う訳ではなく、例えば売りネタを買わなきゃできないできないような物は、単なる「ネタばらし」に終わるのでの反対です。あくまで見た人が実際に出来るということが前提でテレビでのレクチャーに賛成しています。 これを踏まえて、今回問題となった「サムタイ」はどうだったかと言う事ですが、難しい演目ではありますが、小学生ができない事はないと思いますので、これについて私的には賛成です。
"のっぽさん"と単純に比較する話でない事は重々承知していますが、"できるかな"では今考えると結構難しい工作をやっていたのですね、でも一所懸命まねして作ってました。 ですので、興味をもった小学生は「サムタイ」できるのではないかと思います。
(興味を持たずにタネだけ知った小学生は、多分そのタネをすぐに忘れてしまう事でしょう。)
●さて、少し矛盾した回答になっていますので、そこを補足説明いたします。僕の基本スタイルは、「マジシャンである以上、タネを教えないのが原則」です。たゞし、自分のオリジナルや、もう既に有名になっているようなものについては、教えても好いのではないかと思うのです。4番については、その番組を見たことがありませんので、何とも言い難いです。もしその方が、ご自分オリジナルのものでしたら、OKを出します。
もう一つ、基本的に「他人のマジックのタネは、気が付いても公表しない」のが暗黙の了解ではないでしょうか?
これがまかり通ってしまえば、なんでもありになってしまうでしょう。で、なぜ、自分のものであればOKか? と、聞かれますと、
1.教育的な立場で。
2.場を盛り上げるため。
3.僕が言うのもなんですが、マジックのおもしろさを知ってもらうため。
の3つでしょう。
1番が少し解りにくいかも知れません、補足です。つまり、マジックとは、「術者と見者の、ダマシ、ダマサレあい」だと思うのです。だから見者に、「あなたはこういう簡単な手に引っかかってしまうのですよ、人間は、騙されやすいものなんですよ」と、教える術でもあると思うのです。
最後に、確かドイツの民話だったと思うのですが、
身につまされるものがありましたので、一応、お知らせしておきましょう。
ある老人がマジックをしながら、旅をしていました。行く街々で、喝采を受け、投げ銭で、旅を続けました。所が、ある街で子供達にせがまれて、つい、種明かしをしてしまいました。そのタネが、あまりに原始的で、引っかかった人たちの反感を買い、あっ、と言う間に、国中にタネが広まってしまい、老人は、「詐欺師」扱いされ、誰にも相手にされないようになって しまいました。
確かこういう内容だったと思います。ご参考までに。では、ご苦労様です。
●私の考えは、基本的には種明かしをするべきではない。しかし、マジックの普及につながるなら容認と言う物です。
妙な例えをしますが、プロレスファンの中に「あの覆面レスラーの正体はだれ?」とインターネットの掲示板で質問している人がいます。その答えとして、「そんな事知ってどうすんの?厨房がそんな事知ったら、会場で声に出して言うでしょ?」とたしなめる書き込みがありました。まさに「覆面レスラーの正体」=「マジックのタネ」と言えないでしょうか?
私はメーリングリストでこのアンケートの存在を知ったので、当然マジックを演じる側の人間です。(思い切り3流のテクニックですが)ですから、タネを習得する努力や投資をしているわけです。その努力と投資により手に入れた知識をタダで教えるのがもったいないと言ってるのじゃなく、それらの労力無しに得た知識は、簡単に次に伝わる危険性もあります。そして、伝わる毎に価値が薄れ安っぽくなっていくのではないかと考えています。(本来は違う意味なのでしょうが、英語の諺で「イージーカム・イージーゴー」という言葉があります。簡単に手に入れたものは簡単に出て行くでしょう)
また、多くのマジックがタネさえ知れば「なぁ〜んだ」ですまされる程度の物です。本屋で売っているマジックの入門書など、初めて目にしたときは一般に売られている本だから安っぽいネタしか書かれてないのかな?とすら感じていましたが、TVで行われているマジックも大差ないものもあります。(要は演じ方ですが)ですから、マジックの奥深さを知らない一般人にその様な認識が広まってしまえば、マジック全体を軽視してしまう風潮になってしまう危険性があるのではないかと感じています。(実際、サムチップ一つでも気が付かれれば、TVでマジシャンが付けているのがはっきり見て取れるので、「そんなもんかぁ」と思われそう)タネを一つばらすとそのバリエーションが全滅したり、マジック的発想から他のタネにまで被害が及ぶ危険性を感じます。同時に、マジック的発想が一般に広まると、ミスディレクションすら使えなくなるような気がします。
●全般にTVでの種明かしは許されないと思います。但し、かってのNHK教育TVの講座(講師:ナポレオンズ)は単なる種明かしではないので可とします。また、子供向け科学教室での実験もよしとします。MASKED MAGICIANもビデオ販売は自由ですが、TV公開には反対です。
家人を含め、種明かしは現象の素晴らしさを帳消しし幻滅を感じるとのこと。やはり花伝書ではありませんが「秘すれば花」と言えそうです。マジェイアさんのHPでTVディレクターの種明かし肯定論にあった「マジシャ
ンはタネアカシされても、より優れたモノを創作する」というのは「技術」の世界でよく使われる言葉ですが、TVでの種明かしは古典ものしか演じないプロにとっては生活を脅かされることになりかねません。(出演依頼がなくなる?)
● 私の現時点での基本的な考えは、主に以下の点です。
(1)「ネタバラシ」は不可。興味本位的なネタの扱いは、不可。
(2)「指導」は以下の条件付きで「どんどん指導すべき」。
(2−1)「指導」を望まない人が視聴する可能性が低い。
(2−2)実演上でのポイントや演出法まで丁寧に指導する。
(2−3)比較的容易に実演可能になる演目を選択する。
各設問に照らしてみますと、
1:(2)の条件を満たすならOKだが、一般的に実現困難なので
一般論としては許さない方に比重が多くなります。
2:(1)に該当すると判断しますので、不可。
3:特番2回目を見ましたが、レクチャーとしては(2−2)(2−3)をややクリアしてOKとも言えるのですが
番組全体からの印象は(1)興味本位的扱い も若干感じられた。また、「売りネタ」は「さっきのネタは売ってます」と言えば良いのでは?
「Rope」にかぎって言えば、「ネタバラシ」だったと判断します。つまり、全体的にはギリギリ許せる(あくまでも積極的にOKではない)範囲だったが、個別演目によっては不可もあった。
1回目は見ていません。また最近の「メレンゲの気持ち」ですか? これも見ていないのでコメントできません。放送チャンネル・放送時間もゴールデンタイムであり裏番組も考慮すると、比較的多くの人の目に触れる可能性が高かったと思われます。この点でも(2−1)に抵触する比率が高かったでしょう。
4:放送を見ていないので、正確な判断はできません。フルコンでの緒川師の発言から、(2−2)は完全にクリアしていたと考えます。また、NHK教育の18:00〜ということで、(2−1)もほぼクリアしていたと思われます。(2−3)の判断が微妙です。私は「一人で練習できないんだから練習相手にバレる可能性が高く、相手の誘導は初心者には困難なのでNG」と判断したのですが、緒川師は「練習を通して他人とコミュニケーションできる」との判断のようですね。この考え方は、目から鱗が落ちました。しかしやはり「サムタイ」は実演が難しい演目には変わりないと思います。
5:私の基準には、オリジナルかどうかと言う観点はあえて抜いています。その演目や原案者を粗末に扱うのは、「当然不可」ですが、「自分の物だからどう扱っても良い」とは思えません。誰の物であろうと、私の上記基準は変わりなく適用します。
原案者が他にいる場合は、その人に対する礼儀が必要なことはもちろんです。原案者が判明しており、連絡を取れる可能性があるときに一言連絡するのは、礼儀から考えると当然と言っても良いでしょう私は「許可を取れ」とまでは言いませんが..フルコンでの秋元師の発言からは、極論すると「監修者の責任で愛情を持って扱っているから、(監修者は)どう扱っても良い」という印象を受けてしまいました。(^^;)しかも「それのどこが悪い」と開き直っているような..−>あくまでも私個人の印象です。私の考えすぎであることを願ってます。
6:望む人への「指導」は、どんどんすべきです。また、現在も比較的行われていると思います。しかし、「望まない人への強制」は、NGです。そういう意味では、視聴する意志を持って見るる可能性が高いビデオや、CATVでのレクチャーチャンネル比較的に視聴率(というか実際に見ている人の割合)の低い番組 (たとえば深夜放送で2%は、高視聴率と考えるなど)は、OKの比重が高くなってきます。
子供(小学校高学年程度)をターゲットにした場合は「種明かし」の悪影響は、比較的少ないのではないでしょうか?割と素直に、「不思議だ」→「すごい・やってみよう」になると思います。一方、大人の場合は「不思議だ」→「だまされた・負けた・くだらない」になる割合が高くなるような気がします。「望む人」しかいないであろう「マジック教室」や、「望む人」か「望まない人」かを判断できる対面指導は、問題ないと思います。「不特定多数」を対象にした「テレビでの指導」は、NGの比重が高くなります。
●手品を演じるときに相手によって演じ方を変えるのと同じで、タネを明かすに相応しい相手か、どのようなタネを明かすか、どのようにタネを明かすかを選択できる状況でのタネ明かしはどちらかというと賛成です。相手を選べないテレビ番組でのタネ明かしはどちらかというと反対です。「タネの権利」については明確な基準がないのでよく分かりません。
●このところMMLにスティングさんをはじめとした多くの方々の精力的な活動が報告され、感心するばかりです。
私は、テレビでの種明かしに関しては、基本的にはスティングさんと同意見であり、また、以前書きましたが、種明かしすることによって演技の魅力がそこなわれることなく、エンターテイメントとして成り立っていればいいのではないかと思っています。
ただ、地方に住んでおりますと、テレビ以外にマジックに触れる機会はなかなかありませんので、それがどんな番組であれ、(あとに種明かしがあるとしても)マジックが見れる事自体が貴重なので、今回のマスクトマジシャンの番組も、種明かし以外の部分はとても楽しみなのです。
自分自身は東京へ出かけていけば、マジックを楽しむ機会はいくらでも作れますが、そんなに東京へ行く機会は作れませんし、まして家族や子供たちをおいそれとは連れていけません。ですから、とくに子供たちにとっては、テレビ番組でマジックを見れるのはとても貴重なのです。マジック王国はその点で、子供たちにとって、得がたい番組です。(なのにこちらでは水曜16:00〜の放映なのが残念です。)
テレビ以外での、マジック全般に関しての種明かしの是非については、私はどちらかというと寛容なほうかもしれません。ひとつには、私は手品は人を楽しませるコミュニケーションツールのひとつだと思っておりますので、手品で盛りあがった場で種明かしを求められたときには、サーストンの3原則云々などと言ってひたすら断るのではなく、簡単なものを選んで種明かしをし、即席の教習会をしてしまいます。そうしますと皆さんたいへん喜ばれ、次の機会にお会いしたときに、手品を自分で家族やお友達にみせた成果や喜びを語ってくださいます。逆に種明かしを断った場合に、これまでの経験ですと、みなさんさびしそうな表情をなさり、そのあとのノリが悪くなって、以後お会いしたときに手品の話題をその方から持ち出すことが少なくなります。
市井(しせい)のアマチュアマジシャンの方々はどうしていらっしゃるのだろうか、私はとても知りたいところです。
ナポレオンズのボナ植木さんが、「手品師の裏側」というエッセイの連載の第1回目の冒頭で次のように書いていらっしゃいます。
”手品師にとって種明かしは御法度というが、私たちナポレオンズはよくします。大義名分としては、それによって「マジックファンを増やすため」とか、マジックは心理学物理学を駆使した「すごい芸能」だと認めてもらうためと言われています。でも、単純にいうと「観客に受ける」からです。見えないところを知りたいのは人の心理だからです。”
私のような拙いアマチュア手品師でも、幸いこれまでのところ、手品を披露して喜ばれなかったことがありません。座が盛り上がった時に、多くの場合、「どうやってるの〜? 教えて、教えてぇ〜!」と言われます。その時、相手の心理を思いやると、やはり(簡単なものに関しては)教えてあげたほうがいいのではないかと、ここ一年くらい前から思うようになりました。種明かしをして、感心され、喜ばれることはあっても、「な〜〜んだぁ〜」とがっかりされたことは一度もありませんでした。(求められなければ種を明かさないのはもちろんです。)
すみません、とりとめのない文章になってしまいました。私自身、最近忙しく、この問題に関して考えがまとまっておりません。まとまりましたら、また改めてメールを送らせていただこうと思っております。よろしくお願い申し上げます。
●やはり誰でも見れるテレビでの種明かしは止めてほしいです。でも、私もナポレオンズのネタばらしでレパートリーにしてしまったものもあるので1はBにしました。書籍やビデオでの種明かしは、それを欲しい人がお金を払って「買う」んだから、いいと思います。さらにマジック界の発展にもつながると思います。今度放送されるマスクドさんの番組、一応批判の目で見ようと思っています。
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