LILLIPUTの独り言

「千一夜一夜」

更新日2001年2月13日
 

サイと極道の組み方−

参考文献


【100万人のトランプ手品】
気賀康夫著/149p/立体社/1972/1/25/初版/1200円

現在は【トランプマジック】として、東京堂出版からマジック入門シリーズとして出版されている。名著である。理科系の参考書を読むような雰囲気があり、最初の入門書として最高の1冊である。
小生が読んだのは金沢文庫版であった。金沢文庫版には『鉛筆の芯理』と言う作品の為のし掛けがしてなかった記憶がある。初版の立体社版では勿論ちゃんととそのし掛けがしてある。
そうそう、この本を読んで読んでエルムズレイカウントを初めて知ったが、自分で数えて鏡をみても、どうも4枚に数えている様には見えない。やはり最終最後誰かに見せてもらって(私の場合は小田急百貨店にいた川井さんに見せてもらった。)それで初めてああ、そういう風に数えるのか、と納得した。
もうひとつ、付録として用語集があり、これもいい勉強となった。しかし、その中で【Tilt】とあり、1枚のカードを一組のカードの真中辺へ差し込むと見せかけて、実際には上から2枚目あたりへ差し込む技法と解説がしてあった。勿論エルムズレイは勿論、他の人にカードマジックらしいカードマジックを見せてもらった事のない小生にとってはどう考えても分からないことであった。そんな不思議な技法があるのか?と思っていた。勿論今枯れ尾花を見た後でもまあ、確かにその様にしか表現しようがないわな。と思ってしまう。

【トランプ手品】
阿部元章/虹有社/216/1956/12/5/初版/170円

トランプの不思議と同じ年の発行。
負けずにかなり専門的内容のしかも一般書である。

右の写真はそれぞれ違うが全部同じ内容。

一番左が初版本、中央は1962年18版、一番右はソフトカバーのもの1963年第4版くどい様だが内容はみな同じ、なら何で3冊も持ってる?

【トランプ・手品】遊び全書かんたんにできる、面白いトランプ手品
石原清彦/日東書院/206/1963/-/-/1973/5/10/240円

かなり最近まで書店で見かけていた一般的入門書。じつはじっくりと読んだ事はない、ザーと目を通して非常に読みにくい、分かりにくい印象を受けている。

入門書としては何点ぐらいになるのかな?>タナカドー

 

【トランプ手品と占い】プレイシリーズ /2
小林美登利/集文館/192/1971/11/20/1971/11/20/300円

1992年に改訂版がでている。

【Encyclopaedia of Card Tricks】
Jean Hugard/445p/Faber and Faber/1961

ロイヤル・ロードと並ぶテキストとして余りにも有名。勿論現在でもにいいと思う。
2冊目のテキストとして、一読をお勧めする。と言っても分厚いので正直小生も最後まで目は通したが最後まで読んだとは言えない。今この本を開くと、鉛筆でチョコチョコ書き込みをしてあり、あの頃は本当に新鮮に一つ一つ読んでいたなーと感傷的にさえなってしまう。

【Expert Card Technique】
Jean Hugard and Frederick Braue/474p/Faber and Faber/1940

小生が持っているのは1950年の第3版である。これも細かく読むと素晴らしい知識がちりばめられている。

 

【Scarne on Card Tricks】
セルフワーキング系の入門書としてよく推薦される本。マニアマニアしてた頃には面白いと思わなかったが、何かのおりにこのようにこの本にぶち当たる事が多い。

【世界のトランプ手品】
ジョン・スカーニ/高木重朗/221/金沢文庫/1974/11/15/初版/950円

Scarne on Card Tricksの前半の翻訳本。小野坂東師のイラスト、高木重朗先生の文章はやはり読みやすい。

【おみやげ奇術】金婚式記念
石田天海/15/1963/5/18/非売品

 

この小冊子の中に十三のパズルとして、スペルでなく、Aは1枚、2は2枚と言う様にカードのランクだけ下に回して出すというマジックを解説しておられる。

ちなみに小生はこのパーティーに出たわけではない。

内容はカードマジック事典に『13のパズル』として紹介されている。


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